2008/01/30
春山対信長 3話め
三話
サンジェルマン小林の
宝石会社に行くと
カワイイ受付の女性が
話しかけてくれたので
春山信玄はニヤケながら
取次ぎを依頼した。
前に小林君は
春山探偵局アルバイト雇用の
書類を受け取って
四百年間は探偵春山の
部下になるという
契約にサインをしているので
この会社では社長より
春山信玄の方が偉いような
気がするけれど、
それとこれとは
話が別であるらしい。
「代表取締…、
何とか室か。
おーい、小林君いますかー
春山さんですよ」
いつまでたっても
開かないので
信玄が扉を勝手に
開けるために
ぐいぐい取っ手を
折りにかかると
後ろから
小林君の声がした。
「貴様、
ドアが壊れるじゃないか!
何をやっている…。
あ、春山さん…」
あからさまに
嫌な顔をされたので
信玄は言った。
「何、その変なのが
来ちゃったよって
表情は…」
「それにしても
随分偉そうじゃないか。
自分がさぁ…
ハンサムオブザ社長衛門だからって
調子に乗るとアレですよ
前回の依頼料くれって言うよ」
焦った小林君は
渋い顔をしてから
空気を深く吸って
心の動揺を誤魔化し、
適当な返事をする。
「あ、ビル再建で
会社の利益と出費が
今トントン位なので
もう少し待ってください
あと三年くらい」
それを聞いて
信玄は笑顔になって呟いた
「まあ、何時でもいいよ。
十日で10割の利子で
ローンかな」
ボシャッ
小林君は持っていた
コップを下に落とし
薄闇色のコーヒーが
カーペットにこぼれる
「滅茶苦茶
言わないで下さい…」
涙目である。
凄く面白い。
楽しい冗談も終わったので
春山は本題に
入ることにした。
「冗談だよ、あと楽しい
相談もあるの
さっきの利子は
要らないから
気晴らしに、遠足でも
行かないですか?
探偵局の皆で」
「あ、まだ…
やっていたのですか」
信玄はその言葉に
軽い衝撃を受け
弁慶の立ち往生くらい
傷ついた。
悔し紛れに春山は
いやみな
ハンサム小林君は
凄いモテそうで
良かったですねと
少し想い。
全然文句にならなくて
悔しいので
反撃の言葉を
浴びせかけた。
「約款観てないのですか?
契約上、
四百年は僕の所の
従業員だよ、小林君は
僕は君より現実には
モテませんが
書類の上では
君より偉いんだよ
書類の上では
モテるのですよ!
チクショウ、解ったか」
何故か無性に空しく響く
信玄の言葉は
その時、完全に無視されていた。
一方、企業の長は
自分の置かれた
状況を冷静に判断している
ようだった。
しばらくして
小林君は
青ざめた頬に
両手を当てて呟いた。
「しまった!
そんな、
何で見落とした
焦っていたからか…
痛恨のミスだ」
「別にぃ…
何をやれとか
探偵業務とか無いし、
タダ書類上は
僕の部下だって
コトだよ
社長なのに」
小林君は渋々と、
遠足に参加する事を
承諾した。
ついでに
時空航行装置の操作を
依頼すると
小林君は驚いて
思わず叫んだ。
「春山さん、遠足って?
何処行く気ですか!」
春山信玄は適当に笑って言った
「遠足といったら…
普通は戦国時代」
サンジェルマン小林の
宝石会社に行くと
カワイイ受付の女性が
話しかけてくれたので
春山信玄はニヤケながら
取次ぎを依頼した。
前に小林君は
春山探偵局アルバイト雇用の
書類を受け取って
四百年間は探偵春山の
部下になるという
契約にサインをしているので
この会社では社長より
春山信玄の方が偉いような
気がするけれど、
それとこれとは
話が別であるらしい。
「代表取締…、
何とか室か。
おーい、小林君いますかー
春山さんですよ」
いつまでたっても
開かないので
信玄が扉を勝手に
開けるために
ぐいぐい取っ手を
折りにかかると
後ろから
小林君の声がした。
「貴様、
ドアが壊れるじゃないか!
何をやっている…。
あ、春山さん…」
あからさまに
嫌な顔をされたので
信玄は言った。
「何、その変なのが
来ちゃったよって
表情は…」
「それにしても
随分偉そうじゃないか。
自分がさぁ…
ハンサムオブザ社長衛門だからって
調子に乗るとアレですよ
前回の依頼料くれって言うよ」
焦った小林君は
渋い顔をしてから
空気を深く吸って
心の動揺を誤魔化し、
適当な返事をする。
「あ、ビル再建で
会社の利益と出費が
今トントン位なので
もう少し待ってください
あと三年くらい」
それを聞いて
信玄は笑顔になって呟いた
「まあ、何時でもいいよ。
十日で10割の利子で
ローンかな」
ボシャッ
小林君は持っていた
コップを下に落とし
薄闇色のコーヒーが
カーペットにこぼれる
「滅茶苦茶
言わないで下さい…」
涙目である。
凄く面白い。
楽しい冗談も終わったので
春山は本題に
入ることにした。
「冗談だよ、あと楽しい
相談もあるの
さっきの利子は
要らないから
気晴らしに、遠足でも
行かないですか?
探偵局の皆で」
「あ、まだ…
やっていたのですか」
信玄はその言葉に
軽い衝撃を受け
弁慶の立ち往生くらい
傷ついた。
悔し紛れに春山は
いやみな
ハンサム小林君は
凄いモテそうで
良かったですねと
少し想い。
全然文句にならなくて
悔しいので
反撃の言葉を
浴びせかけた。
「約款観てないのですか?
契約上、
四百年は僕の所の
従業員だよ、小林君は
僕は君より現実には
モテませんが
書類の上では
君より偉いんだよ
書類の上では
モテるのですよ!
チクショウ、解ったか」
何故か無性に空しく響く
信玄の言葉は
その時、完全に無視されていた。
一方、企業の長は
自分の置かれた
状況を冷静に判断している
ようだった。
しばらくして
小林君は
青ざめた頬に
両手を当てて呟いた。
「しまった!
そんな、
何で見落とした
焦っていたからか…
痛恨のミスだ」
「別にぃ…
何をやれとか
探偵業務とか無いし、
タダ書類上は
僕の部下だって
コトだよ
社長なのに」
小林君は渋々と、
遠足に参加する事を
承諾した。
ついでに
時空航行装置の操作を
依頼すると
小林君は驚いて
思わず叫んだ。
「春山さん、遠足って?
何処行く気ですか!」
春山信玄は適当に笑って言った
「遠足といったら…
普通は戦国時代」




