2008/07/13
春山対信長 7月13日更新
春山はラスプーチンを
ぼんやりと眺めて、
自己紹介も長くなると
時間の無駄だから
もう、その話は
切り上げようと想った。
「はい、はい。
仲間が増えました、
それでは作戦の…」
「無礼もの、
私を誰だと思っておる」
何故か怒り出した
ラスプーチンが
春山信玄の肩を
掴んで言った。
髭面男が
五月蝿いので
春山は、
外側に右腕で
円を描きながら
ラスプーチンの左腕を
巻き込んでロックすると
左手で髭を
鷲掴みにして引き抜いた。
ブチブチッ
「何か態度がデカイよね」
ラスプーチンは
低い姿勢をとって
後ろに下がると
何故か怒りながら
騒ぎ出した。
「敬愛なるフランソワ様
この愚か者を粛正する
許可を頂きたい!」
春山と眼が
合ったにも拘らず
フランソワは笑顔で
ラスプーチンに言った。
「キョカシマース。
向こうの草っぱらの
広い所で、思う存分
ヤッテクダサーイ」
春山信玄は泣く泣く
右の方にある
草原に移動した。
「何か、いやなの。
フランソワーズちゃんの
ゾンビだから髭抜いても
怒らないかと思ったのに」
(ちょっと今回は…
油断できないわよ!
早めに勝負をつけて)
空想上の女神が
春山信玄に警告する。
「む、了解。
安室君、真太極図」
言った瞬間、
便利ロボ安室君が
春山専用宝貝
真太極図を創り出し
手の中に転送した。
春山は小さな球体を
透してラスプーチンを
観ると驚いたように呟く。
「おかしいな、
太極図みたいなモノが
体に埋まっているなぁ。
西洋だから賢者の石か
あれが魔力の源か」
春山が考えている間に
ラスプーチンは
呪文の詠唱に入った。
「闇に堕ちる剣の細流…
紅き冥界の秘呪を解き
冥界の門に立ち怯む
愚かなる敵を呪縛せよ」
春山は面白くて
笑いが止まらない。
「何だ邪法使いか、
つまらん奴だ外道め
もっと真面目に
生きなさい」
ラスプーチンは
自分の魔法が
効かない事に
驚いていた。
「冥王の禁呪が
効かぬ筈、あるまい。
何故だ…」
「上級魔法仙人に
外道の魔法なんて
全部、効きませんな。
この手のことなら、
仙人が最強だって
教わらなかったのかな?
本物の呪縛というのは
こうやるのだっ外道!」
真太極図を額に翳し
素早く呪文の詠唱と
ヴァルナの観想を行う
「幻影と夢の支配者。
時と流れに秩序を与え
我に仇為す我を討て、
天空の水に輝く星は
我と汝の焔の眼」
春山が呪文を
詠唱すると、
全銀河系に数多ある
恒星から紐のような
光が伸びて
ラスプーチンを
何重にも縛りあげる。
春山は言った。
「さてさて、残念。
何事にも法則と言う
モノがありまして、
自分可愛さのために
禁呪を使い
その流れの方向に
逆らうコトは
自滅を意味しますので
ご忠告…」
全宇宙の恒星から伸びた
紐が黄金色に燃えると、
髭面の男は
もがき苦しみ始めた。
「汝、ラスプーチンの
幻影を結ぶ
魂の返却を強制。
流れに砕けて
還るが宜しい。
究極火焔魔術」
「インフィニティ・ノヴァ!」
ラスプーチンの肉体は
虹色に光ると
凄まじい勢いで
内側に圧縮されながら
逆回転の爆発を巻き熾した。
空間が限界まで
圧縮された後、
断末魔の
金切り声と共に
その場から消えた。
同じ頃、遥か銀河の彼方で
ラスプーチンを
守護する恒星が
極超新星爆発を起こして
人知れず闇に去る。
そして、
ラスプーチンは
文字通り
宇宙の塵となった。
命の恩人
フランソワの上司、
春山信玄を侮り、
重要な作戦説明の
邪魔をしたことが
原因となって
罪のある
一人の男は
悲しくも残酷な
運命の歯車に
飲み込まれたのであった。
ぼんやりと眺めて、
自己紹介も長くなると
時間の無駄だから
もう、その話は
切り上げようと想った。
「はい、はい。
仲間が増えました、
それでは作戦の…」
「無礼もの、
私を誰だと思っておる」
何故か怒り出した
ラスプーチンが
春山信玄の肩を
掴んで言った。
髭面男が
五月蝿いので
春山は、
外側に右腕で
円を描きながら
ラスプーチンの左腕を
巻き込んでロックすると
左手で髭を
鷲掴みにして引き抜いた。
ブチブチッ
「何か態度がデカイよね」
ラスプーチンは
低い姿勢をとって
後ろに下がると
何故か怒りながら
騒ぎ出した。
「敬愛なるフランソワ様
この愚か者を粛正する
許可を頂きたい!」
春山と眼が
合ったにも拘らず
フランソワは笑顔で
ラスプーチンに言った。
「キョカシマース。
向こうの草っぱらの
広い所で、思う存分
ヤッテクダサーイ」
春山信玄は泣く泣く
右の方にある
草原に移動した。
「何か、いやなの。
フランソワーズちゃんの
ゾンビだから髭抜いても
怒らないかと思ったのに」
(ちょっと今回は…
油断できないわよ!
早めに勝負をつけて)
空想上の女神が
春山信玄に警告する。
「む、了解。
安室君、真太極図」
言った瞬間、
便利ロボ安室君が
春山専用宝貝
真太極図を創り出し
手の中に転送した。
春山は小さな球体を
透してラスプーチンを
観ると驚いたように呟く。
「おかしいな、
太極図みたいなモノが
体に埋まっているなぁ。
西洋だから賢者の石か
あれが魔力の源か」
春山が考えている間に
ラスプーチンは
呪文の詠唱に入った。
「闇に堕ちる剣の細流…
紅き冥界の秘呪を解き
冥界の門に立ち怯む
愚かなる敵を呪縛せよ」
春山は面白くて
笑いが止まらない。
「何だ邪法使いか、
つまらん奴だ外道め
もっと真面目に
生きなさい」
ラスプーチンは
自分の魔法が
効かない事に
驚いていた。
「冥王の禁呪が
効かぬ筈、あるまい。
何故だ…」
「上級魔法仙人に
外道の魔法なんて
全部、効きませんな。
この手のことなら、
仙人が最強だって
教わらなかったのかな?
本物の呪縛というのは
こうやるのだっ外道!」
真太極図を額に翳し
素早く呪文の詠唱と
ヴァルナの観想を行う
「幻影と夢の支配者。
時と流れに秩序を与え
我に仇為す我を討て、
天空の水に輝く星は
我と汝の焔の眼」
春山が呪文を
詠唱すると、
全銀河系に数多ある
恒星から紐のような
光が伸びて
ラスプーチンを
何重にも縛りあげる。
春山は言った。
「さてさて、残念。
何事にも法則と言う
モノがありまして、
自分可愛さのために
禁呪を使い
その流れの方向に
逆らうコトは
自滅を意味しますので
ご忠告…」
全宇宙の恒星から伸びた
紐が黄金色に燃えると、
髭面の男は
もがき苦しみ始めた。
「汝、ラスプーチンの
幻影を結ぶ
魂の返却を強制。
流れに砕けて
還るが宜しい。
究極火焔魔術」
「インフィニティ・ノヴァ!」
ラスプーチンの肉体は
虹色に光ると
凄まじい勢いで
内側に圧縮されながら
逆回転の爆発を巻き熾した。
空間が限界まで
圧縮された後、
断末魔の
金切り声と共に
その場から消えた。
同じ頃、遥か銀河の彼方で
ラスプーチンを
守護する恒星が
極超新星爆発を起こして
人知れず闇に去る。
そして、
ラスプーチンは
文字通り
宇宙の塵となった。
命の恩人
フランソワの上司、
春山信玄を侮り、
重要な作戦説明の
邪魔をしたことが
原因となって
罪のある
一人の男は
悲しくも残酷な
運命の歯車に
飲み込まれたのであった。




