2008/05/27
宇宙バイキング博士 続き
プロフェッサーが
最強戦艦の居間に戻ると
お煎餅を齧りながら
船外の様子をTVで観ていた
フローレは目をまるくして
大きな声で叫んだ。
「ちょっと!
オジサンどういう
腕力してるのっ
何か手で投げただけで
解らないけど、敵艦隊が
凄いことになったわ…」
プロフェッサーは
眉間にシワを寄せて言った。
「腕力ではない、科学力だ。
それにオジサンではない。
プロフェッサーと呼べ」
その後しばらく
何も思いつかなかったので
フローレと二人で、
お茶を飲んでいると
脳内演算装置ハイランドが
プロフェッサーに語りかけた
(プロフェッサー、
ワタシヒマデス)
(タイクツナノデ行動ノ
指針ヲ、オネガイシマス)
「あ、スマン。
それで何が目的だったのだ?」
(太陽系元首ノトコロニ
ムカウノデハ…)
プロフェッサーは少し考えると
ハイランドに指示を出した。
「そんなに急ぐコトも無いが…
急ぎたいなら早いほうがイイ。
ふふふ、元首の元に私を
今すぐ転送しろっ」
その瞬間、
フローレがすかさず
振り向いて言った
「そんなコトできるんですかっ!」
その声を聞いた
プロフェッサーは
ニヤリと笑い
大きく口を動かして答えた
「この宇宙に
不可能なコトなど…
無いっ!」
ぬはははという
低い笑い声を残して
ハイランドによって
プロフェッサーの体は
物質の最小単位まで
分解され、周りの時空が
幾重にも折り曲げられて
グォンという音が
一瞬だけした後に
跡形も無く遠くの方に
転送されていった。
ひとり艦内に取り残された
フローレは、
新しい煎餅を出して
お茶を飲みながら
一人で呟いていた。
「おーい、オジサーン…
ホントに消えちゃったわ。
私に、できることは
TVを何となく
寝転がりながら観るとか。
この、オジサンが
食べろと言った
お煎餅を、できるだけ
沢山食べてみるとかっ
あ、ゲーム機を発見!
オジサンっ…
私、何とか頑張って
この船の留守を守ります
だからオジサンも頑張って」
その後暫く、煎餅の音と
ゲームの音楽が鳴り響き。
一人しかいない
居間にしては
意外と賑やかな
その光景は
艦内記憶情報の
一部として
プロフェッサーの
脳内に、しっかりと
転送されていた。
その光景を観て
宇宙の彼方に
転送されながら
プロフェッサーは
こう想った
フローレ、
オジサンっ
オジサンって
人の話を聞いて
いなかったのか。
最強戦艦の居間に戻ると
お煎餅を齧りながら
船外の様子をTVで観ていた
フローレは目をまるくして
大きな声で叫んだ。
「ちょっと!
オジサンどういう
腕力してるのっ
何か手で投げただけで
解らないけど、敵艦隊が
凄いことになったわ…」
プロフェッサーは
眉間にシワを寄せて言った。
「腕力ではない、科学力だ。
それにオジサンではない。
プロフェッサーと呼べ」
その後しばらく
何も思いつかなかったので
フローレと二人で、
お茶を飲んでいると
脳内演算装置ハイランドが
プロフェッサーに語りかけた
(プロフェッサー、
ワタシヒマデス)
(タイクツナノデ行動ノ
指針ヲ、オネガイシマス)
「あ、スマン。
それで何が目的だったのだ?」
(太陽系元首ノトコロニ
ムカウノデハ…)
プロフェッサーは少し考えると
ハイランドに指示を出した。
「そんなに急ぐコトも無いが…
急ぎたいなら早いほうがイイ。
ふふふ、元首の元に私を
今すぐ転送しろっ」
その瞬間、
フローレがすかさず
振り向いて言った
「そんなコトできるんですかっ!」
その声を聞いた
プロフェッサーは
ニヤリと笑い
大きく口を動かして答えた
「この宇宙に
不可能なコトなど…
無いっ!」
ぬはははという
低い笑い声を残して
ハイランドによって
プロフェッサーの体は
物質の最小単位まで
分解され、周りの時空が
幾重にも折り曲げられて
グォンという音が
一瞬だけした後に
跡形も無く遠くの方に
転送されていった。
ひとり艦内に取り残された
フローレは、
新しい煎餅を出して
お茶を飲みながら
一人で呟いていた。
「おーい、オジサーン…
ホントに消えちゃったわ。
私に、できることは
TVを何となく
寝転がりながら観るとか。
この、オジサンが
食べろと言った
お煎餅を、できるだけ
沢山食べてみるとかっ
あ、ゲーム機を発見!
オジサンっ…
私、何とか頑張って
この船の留守を守ります
だからオジサンも頑張って」
その後暫く、煎餅の音と
ゲームの音楽が鳴り響き。
一人しかいない
居間にしては
意外と賑やかな
その光景は
艦内記憶情報の
一部として
プロフェッサーの
脳内に、しっかりと
転送されていた。
その光景を観て
宇宙の彼方に
転送されながら
プロフェッサーは
こう想った
フローレ、
オジサンっ
オジサンって
人の話を聞いて
いなかったのか。




