2007/09/29
短編童話「魔法のオッサン」
昔々、どこかの異次元空間に、意味不明なオッサンがいました。
オッサンは魔法好きなので、ホムンクルスを造ろうと思いました。
原料を調べましたが、そんなの近くに無いので
変な薬草はミョウガで
教会のパンを使用するのは
罰当たりなので、ウドンで代用しました。
パンもウドンも原料は同じです。
入れ物も土鍋しかありません。
ネギとニンジンと季節の野菜を入れて、
コンロに火をつけて
だしを取って、酒と醤油に
砂糖と塩で味を調えます。
何故か、ホムンクルスは出来ないで
美味しい鍋焼きウドンが完成しました。
オカシイと思いながらも夜食に食べると…
次は油みりん魔術を試みました。
働いてお金を少し貯めたので6ヶ月位は問題ありません。
読むのは、お祖父ちゃんが毎朝よく歌っていた
般若心経にして、お香なんて線香でイイじゃないかと
オウチャクをしました。
銀の皿の代わりに銀のスプーン
オッサンは寿命百二十年の人類に
大人も子供も無い
実際の所、
みんな140億歳以上じゃないかと勝手に思っていたので
媒体は自分でイイことになりました。
6ヶ月が過ぎて、守護天使じゃなくて
観自在菩薩が出てきちゃいました。
当初の計画と違ったのですが
まあ、美人なのでイイかなと
オッサンは思いました。




